【喋るが負け】信用を勝ち取るコミュニケーションとは。○○すると嫌われます。

【喋るが負け】信用を勝ち取るコミュニケーションとは。○○すると嫌われます。

皆さんこんにちは。Blite オーナーの長谷川です。

久しぶりの記事の更新となりますが、実はなんやかんやありまして個人オフィスを持つこととなりました。

しばらくは法人化はせず、フリーランス同士の横割りのチームを編成して案件の受注や、新サービスのローンチを目論んでいく方向性です。(まだオフィスには何もない、なぜなら予算があまりないから)

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オフィスや事業に関しては今後積極的にBliteにて発信していきますので乞うご期待くださいませ。

さて、相変わらず本題から逸れてべちゃくちゃ喋ってしまう僕ですが、最近はこの僕の喋りすぎる特性が災いして、良質なコミュニケーションを確立するには?という問題に直面しており、日夜手帳に自身の気づきや反省を記しているわけです。

聞かせてください。コミュニケーションの本質ってなんなのでしょう?

ここでいうコミュニケーションとは友達や家族・恋人とのコミュニケーションから、ビジネスにおけるコミュニケーションまで、ほとんど全ての「人との関わりの中で生まれる意見や意志のやりとり」にフォーカスして、僕の発展途上の考えをまとめていきたいと思います。

あ、そんな重い内容にはなりませんよ。肩の力を抜いて鼻でもほじりながら読んでくださいませ。

この記事はこんな人におすすめ↓

・日常生活でのコミュニケーションに常に不安を感じている

・ビジネスの場でのコミュニケーションに苦戦している

・営業トークが上手になりたい

信用を失うコミュニケーションとは

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では早速ですが、まず初めに私自身の話をしましょう。

私は学生時代に休学しオーストラリアへ留学、帰国後京都にある某ベンチャー企業に入りました。
そこは京都の中で学生数が最も集まると言われている企業で、月に約100人くらいは面接に来ていたほどです。

私は営業(法人テレアポ)から業務を始め、成果を残したのちデザインを学習しながらお給料をいただいていました。(営業についての記事は今後どんどん更新していきます)

そしてインターンをはじめて1年足らずで、会社から内定通知をいただきました。

現状としてはその内定はお断りして現在はフリーランスとして個人オフィスを構え、お仕事をいただいているというわけです。

では超低学歴の私が、京都大学や立命館大学の現役学生がわんさかいる会社でここまで認めていただけるまでになったのか。これは一重に「コミュニケーションを頑張ったから」といって差し支えないでしょう。

そう、僕はいわゆる”コミュ力高い人間”なのです。

だがしかし、そんなコミュ力しか武器がないと言っても過言ではない私が、何故今こんなにコミュニケーションという分野で問題を抱え、身を焦がしているのかというと、考えられる原因は”権威性をもつ成果がリセットされた”ということです。

なにをいっているのかわからないでしょう。

では、めっちゃ簡単に言います。

”ろくな成果もないのに口ばっか達者人間”

気づかぬうちに自分がこうなってしまっていたということです。

コミュニケーションに問題を抱え出してから改めて『インターン時代の自分』『現状の自分』を俯瞰的に分析してみました。

すると、現状の自分はかつて学生時代に私が最も辟易していた分類の人間になってしまっていることに気づいたのです。

ではそれはどんな人間か、細分化して説明していきましょう。

とにかく喋りまくってしまう

はい、よー喋るんです。とにかくよく喋る。
誰かから1言われようもんなら10にして返します。

いや、別に半沢直樹よろしく仕返しするってわけじゃありませんよ?

例えば、共に仕事をしているパートナーになにか質問されたとします。
すると、本人はせいぜい5の回答を求めているのに、コチラは10、20で返してしまうってわけです。

向こうからすると、「え、いやそこまでは求めてないんですけど」となるわけですね。

自称・コミュ力が高い人間&嫌われている人間の大きな特徴はここかもしれません。

喋る分量=コミュニケーション能力ではありません。

無意識に自分を大きく見せようとする

こういった原因が明らかになってきた時に、次はこう考えました。

”じゃあなんでこんなに喋ってしまうんやろう”

この要因はいくつかあるとは思いますが、私の場合は大きく一つ。

「自分をどうしても大きく見せたい」という心理が無意識に働いていたからだと気付きました。

これは、別に友達にすごいと思われたいとか、褒められたいとかモテたいとかそんな理由ではなく(あ、もちろんちょっとはモテたいですよ)、「錯覚資産を利用したい」と考える癖がついてしまっていたからなんですね。

錯覚資産について詳しく知りたい方は下記の記事をお読みください。

[就活・職場無双の剣] 錯覚資産とは?正しい作り方と起こしがちな失敗について徹底解説!

ここで簡潔に説明しておくと、自己として認識している自分よりも、他人が認識している自分のほうが優れているという状態です。

この錯覚資産を溜めると必然的に自分のスキルや収入も上がっていくという一種の暴論のようにも感じる理論なのですが、私はインターン生時代にこの錯覚資産の効果を何度も経験しています。

錯覚資産に味をしめるとどうなるのか。こうなります。

・盛り癖がつく

・気づけば自分の話をしてしまう

・他人を下げようとする

・妬みがちになる

はい、最悪でしょう?こうなるとあとは下っていくだけ。私はこれに今の段階で気づけて本当に良かったと思っています。

この記事を読んでくださっているあなたにも心当たりがあるのではないでしょうか?

錯覚資産を溜めるつもりが、知らぬ間に「なあ、俺ってすごいやろ?」状態になってしまっていたわけです。

もうこうなってくるとやっていることはクジャクと同じです。(かわいいしきれいだけどね)

”好かれる””信頼される”コミュニケーションを獲得するには

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ここまで私自身の問題とその気づきから、要因と原因を洗い出してきたわけですが、ここからはそれを踏まえた改善案をご提示しましょう。

先に結論から言ってしまうとコミュニケーションの本質は”信頼されること””好かれること”です。

では、好かれる・信頼されるコミュニケーションを取るには?を解説していきます。

一人称を減らせ

さて、ここで考えてみてください。そこの自称コミュ力が高いと思っているあなた(私も含む)。
今日でも、昨日でも、一昨日でもいい。友達や恋人、家族との会話を思い出して、その時、あなたはどれくらい「俺」「僕」「私」「あたい」といった一人称から話の導入を始めているでしょう?

実はここが落とし穴。極端かもしれませんが、一人称を使えば使うほど相手のあなたに対する信頼や高感度は下がっていきます

皆さんも経験があるでしょう。飲みの席で楽しく話している時に

「いや、俺はなあ!こう思うねん」

とか、

「いやー、わたしも昔なあ」

とか。

こういう人ってクラスにも会社にも、必ず一人はいますよね。でも実際、こういう人を好きな人ってあまりいないと思いませんか?

一人称を使えば使うほど、その人の権威と高感度は落ちていくと考えてもいいかもしれません。

少なくとも僕の尊敬している人たちは聞き上手ですし、多くは語らず肝心なとこでスパンと響く言葉を発してくる。しかも俯瞰的。そういう人たちばかりです。

好かれるコミュニケーションを獲得するために、まずは一人称を減らしてみましょう。

相手に喋らせろ

これ、めちゃくちゃ大切です。

営業トークしかり日常会話しかり、コミュニケーションに悩みを抱えている人の多くはこの問題に直面していると言っても過言ではないでしょう。

喋りすぎると、必然的に相手が完全な聞き手に回ってしまいます。

これでは人と話している意味がないし、そんなになるんだったらぬいぐるみが相手でもいいわけです。

MCになってください。イメージはさんまさんやくりぃむしちゅ〜上田さんのようなMC。

その場の空気を操りつつ上手に相手にも喋らせてあげましょう。

これを営業で使うと、こちらのお客様に対する信頼はもちろんのこと、お客様からこちらへの信用も勝ち取ることができるので、願ったり叶ったりです。

「君がいうなら頼みたい」「あなたと喋るのは楽しい」

こう思ってもらえたらこっちのもんです。

「そんなことできれば苦労せーへんわ」

そう言わず、まずは友達との会話でも家族との会話でも営業先での会話でもなんでもいいです。
携帯で会話を録音して後から聞き直してみてください。前述したような内容に当てはまる箇所があれば直していきましょう。

行動(結果)と言葉(発信)のバランスを決めろ

発信力や説得力のある人というのは、必ずしも多くを語っているわけではありません。

的確に、明確に誰にでもわかりやすく、そんなことが日常会話やビジネスの場でできている人が好かれるし、人もついてくるのだと思います。

しかし、ただ口がうまいだけではただの嫌われ人間になってしまいます。

では、そう言った成功者たちはどこが違うのか。それは、

”言葉以上の成果がある”

ということです。言ったことは必ずやるし、成功もしている。だからこそ好かれるし、信頼も勝ち取ることができます。

思えば、営業をやっていた時はしっかりと成果も出していましたし、その分周りの学生から質問されることも増えていったような気がします。

つまり、言葉と結果のバランスが大切なのです。

言葉と結果で良質なコミュニケーションを獲得しろ

ここまで、私自身が直面したコミュニケーションの問題とその改善案を提示してきました。

まずは自分自身を俯瞰的に捉え、見つめ直すことが大切です。

”自分はコミュ力には絶対的な自信がある”

そういって社会に飛び出して悪戦苦闘している人も何人もみてきました。そして、明日は我が身。

いつそうなってしまうかわかりません。発信力を持てば持つほど、強い目標を持てば持つほど、気づけば喋りすぎてしまうし多くを語ってしまう。

相手によっては許されるでしょう。しかし、信用を勝ち取りたいなら、好かれたいなら、自分自身を変えていく必要があります。

この記事が、私と同じ問題を抱える方々へ少しでも役に立ちますよう願います。