【どのDAWでも共通】歌ってみたを成功させる、ボーカルレコーディングの注意点&コツを徹底解説!

こんにちは。本日もBliteの記事を読んでいただきありがとうございます。
今やコロナで全世界が自宅での自粛を迫られており、ストレスが溜まる時期かと思います。
カラオケなどの娯楽施設も閉鎖され、息の詰まりそうな生活をしている方も多いのではないでしょうか。僕もその一人です。
しかし、時間ができ新しいことを始めるにはむしろ好都合という考え方もできますよね。
そんな中で、自宅で「歌ってみたにチャレンジしたい」と考えている方がこの記事にたどり着いていただいたのではないかなと思います。
僕は普段、自宅の防音室で「歌ってみた」をレコーディングしているのですが、結論、音を出せる環境とある程度の機材があれば歌ってみたのボーカルレコーディングは簡単です。
今回は、「歌ってみた」を始める上で準備することから、ボーカルレコーディングで気をつけたいこと、さらにうまくレコーディングするコツまで、実体験を交えながらご紹介します!
この記事はこんな方におすすめです。
・歌ってみたをはじめたいけど、何が必要なのか、どうやるのかがわからない
・やってみてはいるものの、上手にレコーディングができない
・音が割れたり、音量が極端に小さくなったりする
ボーカルレコーディング前の準備
まず最初に、ボーカルをレコーディングする前に行うべき準備をご紹介していきます。
いざレコーディングするぞ!となった時に準備が足りていないと、うまくいかなくなってしまいますので準備は徹底して行いましょう。
機材を用意する
まずは機材を用意しましょう。基本的に歌ってみたのボーカルレコーディングに必要なのは以下です。
・PC(mac推奨)
・マイク(ダイナミック・コンデンサーどちらでも)
・ポップガード(マイクにつける網戸みたいなやつ)
・DAW(cubase,studio oneなど)
・オーディオインターフェース
こんな感じです。
準備するものが多いように感じますが、実際はそうでもありません。
PCはすでに持っている方が多いでしょうし、DAWに関してはstudio oneやcubaseなどであればフリーで利用できるものから、インターフェースの特典として使えるものもありますので最初はその辺りから始めていただければコストもかかりません。
コストがかかるのはマイクとインターフェースくらいでしょうか。
最初からあまりに高いものを買う必要はありませんが、クオリティの高い歌ってみたを作るために、初期投資としてしっかりとした機材を買うことをオススメします。
その方が使いこなすスピードも上がりますし、結局買い換えることを考えれば最初からいい機材を買っておいた方がどう考えてもメリットが多いですよね。
各機材ごとのおすすめや、実際に使用している機材に関してはこちらの記事をご覧ください。
音源を用意する
では、機材が揃ったらいよいよ本格的にレコーディングに向けて動き出しましょう。
まずは、歌ってみたをレコーディングするためのオケ音源(ボーカルの入っていない音源)が必要です。
基本的にボカロの歌ってみたを作成する場合は、作曲者の方が公式に音源を配信しているpiapro(ぴあプロ)を使うといいでしょう。
ぴあプロの具体的な使い方に関してはこちらの記事でご紹介しております。
なお、音源のダウンロードをする際には著作権、音源の質(モノラルなのかステレオ なのか)等、細かい注意も払う必要がありますので、mixをしたのちにどこかのプラットフォームでの配信を予定されている方はしっかりと理解するようにしましょう!
著作権・音源素材についてはこちらの記事を読んでみてください!
曲のBPMを合わせる
続いて曲のBPM(テンポ)を合わせていきます。
BPMを合わせていないと、レコーディング後にmixを行う際に死ぬほど苦労しますので、音源を読み込んだ時点で必ず実行するようにしましょう。
BPMを調べるためのサイトとして僕がよく使っているのはこちらのTunebatというサイトです。
日本の曲もたくさん入っているので基本的には見つかるかと思うのですが、それでも見つからなかった場合は、「曲名 BPM」で検索すれば大体出てきます!
周りの環境を確認する
最後に、周りの環境を確認しましょう。
周りの環境というのは、部屋の広さや生活音などがどの程度かということです。
例えば、コンデンサーマイクを使用されている場合、周囲の音を非常に敏感に捉えてしまうため、ノイズとして入ってしまう場合があります。
なので、レコーディングを行う前にエアコンや空気清浄機、扇風機などの音が出るものは必ずオフにしましょう!
mixをする時に困らないためのボーカルレコーディングのコツ
さあみなさん、準備は滞りなく完了しましたか?
ではここからはいよいよ実際にボーカルをレコーディングしていきましょう。
レコーディングをしながらも気をつけることはかなり多いので、しっかりと理解して素敵な歌を完成させましょう!
絶対に音割れをさせない
音割れをさせてしまうと、mixの時にどうしようもなくなります。
多少の音割れはプラグイン(外部で開発された追加機能のようなもの)で少しは改善しますが、面倒な作業が一つ増えてしまうので、レコーディングの時に音割れをさせないことが非常に重要になってきます。
では、どうやって音割れをしているかしていないのかを判断するのかというと、
・オーディオ状況をリアルタイムで確認
・波形を見る
・レコーディング音声を適宜聴く
この3つです。
オーディオ状況の確認
以下の画像のような写真の赤丸部分がオーディオ状況です。
リアルタイムで入力されている音声の大きさを確認することができます。
レコーディング前の音声チェックの時点で、オーディオ状況がレッドゾーンまで触れないように調節すれば、音割れを防ぐことができます。
基本的に70%以内の振れ幅に収まるように、inputの値を調節しましょう。
波形を見る
波形は音割れや音量のチェックに欠かせません。
レコーディングをしながら確認するのはもちろん、音を録ったあとも必ず確認しましょう。
正常な波形↓
音割れを起こしてしまう波形↓
上の写真を参考に、しっかりと調節を行って音割れを防ぎましょう!
レコーディング音声を適宜聴く
耳でも音割れを起こしていないかの確認を行いましょう。
特に序盤はこの作業を徹底してください。
音割れしているのにもかかわらず、そのまま最後までレコーディングしてしまった、なんてことは最悪ですからね(実際やってしまったことがあります・・・)。
序盤は、
歌う→再生して確認
の作業を怠らないようにしましょう!
マイクに近づきすぎない
最後に、マイクとの距離を意識しましょう。
マイクとの距離はボーカルの声量、声質、さらには部屋の広さにもよって変わってくるのですが、一般的にはポップガードから拳一つ分空けた距離で歌えば綺麗に声が収録できるとされています。
慣れない最初のうちは拳一つ分の距離感でレコーディングを行ってみましょう!
最後に
いかがでしたか?
今回は歌ってみたをする上でのボーカルレコーディングの注意点とコツについて詳しくご紹介してきました。
midiキーボードなどを使った作曲となれば話は別ですが、ボーカルをレコーディングしてmixするというのは、意外と簡単にできますので、「難しい」と固定概念を持っている方でも思いきてって挑戦してみる価値はあるかと思います。
せっかくの自宅にいる隙間時間を是非有効活用して、素敵なDTMライフを送ってください!
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