【実体験】バンドで下手なボーカルの特徴はこれ。最高のボーカルになるための練習方法とは

【実体験】バンドで下手なボーカルの特徴はこれ。最高のボーカルになるための練習方法とは

こんにちは、最近地元のカラオケが閉鎖されて引きこもってしまったBlite オーナーです。

僕は高校1年生〜約3年間バンドのボーカルとしてかなりの数のライブをやっていました。

現在は歌い手として個人で活動をしているのですが、今バンド時代を振り返ると超絶ド下手なボーカルだったなと感じます。

「バンドのボーカルが下手」これはバンドにとっても大問題ですよね。
ボーカルはバンドの顔でありフロントマンです。

しかし、ボーカルからすればただ「下手」といわれてもどこが足りていないのか、どういった練習が必要なのか、わからなくなってどんどん自信を無くしてしまいますよね。

この記事では、バンドメンバーに認められ、観客からも魅力的に見えるボーカルになるために僕が実践したコツと練習方法を実体験を元にお教えします。

この記事はこんな方におすすめです。

・LIVEで盛り上がらない
・自分が下手だと思っているが、何が下手なのかわからない
・自分はボーカルではないが、バンドのボーカルが下手で悩んでいる

「下手」なボーカルの特徴 〜パフォーマンス〜

ではまず、下手と言われてしまうバンドのボーカルの特徴をみていきましょう。
ここでお伝えしておきたいのが、ここでいう「下手」なボーカルはただ単に歌が下手ということのみではありません
パフォーマンス、MC、ステージングまで、いいボーカルの要素は多岐に渡ります。

声が小さい

これは致命的な問題ですが、かなり多くのボーカルがこの課題を抱えています。

腹式呼吸などの技術的な面はひとまず置いておいて、ボーカルが声が小さくなるいちばんの原因は「自信がない」ということ。

自信がないと声も必然的に小さくなってしまいます。

かといってもいきなり自信をつけろといっても無理な話ですよね。
ですから、まずはボーカルとしてのマインドセットをしっかりと行いましょう。

ステージに立っている時は自分が主役であり、今この空間で自分が誰よりもカッコよく、輝いていると思いながらパフォーマンスをしてみてください。

イケてる自分を感じることができるようになれば、自然と自身もつきますし、声量も伴ってくるはずです。

動きが小さい

動きが小さいことも下手なボーカルと思われてしまう要因の一つです。

これも前述した「自信がない」と直結してくる部分ではあるのですが、他にも原因はあります。

例えば、

・マイクスタンドに頼りすぎている
・音程やリズムに気を取られすぎて大きく動けていない

これらに心当たりはありませんか?うまく歌うことはもちろん大切ですがLIVEは生物です。

空間を支配し、ボーカルが主導して自分たちだけの空間を作り出さなければいけません。
歌に気を取られすぎず、大きく、激しく動くことが大切になってきます。

「下手」なボーカルの特徴 〜テクニック〜

バンドのボーカルをやる上でテクニックの面ももちろん重要です。
テクニックとパフォーマンスが合わさって初めて最高のステージが出来上がります。

ここからは「下手」と思われてしまうボーカルの特徴、テクニック面をご紹介します。

音程(ピッチ)があっていない

ピッチ(音程)があっていることは大条件ですよね。
もちろん、完璧に1音も外さないというのは絶対音感でもない限り無理ですし、LIVEではそこまで完璧に歌う必要もありません。

しかし、キーがあっていない、もしくはしっかりとピッチを理解していないと、いくらパフォーマンウを鍛えても見劣りしてしまいます。

音程があっていることは最高のボーカルになるためにも必須条件と言えるでしょう。

リズムを捉えられていない

音程(ピッチ)とセットで考えられるのがリズム(テンポ)です。
バンドメンバーに「走ってるよー」などと言われた経験はボーカルであれば誰でもあるかと思います。

仮に音程があっていてもリズムがずれていると違和感を感じさせてしまいますので、リズムがあっていることも大切な要因となります。

「上手い」ボーカルになるための練習方法

記事挿入画像

ここまでは下手なボーカルの特徴をご紹介していきましたが、ここから具体的にどういった練習方法があるのか、実際に僕が実践した方法を交えながらご紹介していきます。

曲のテンポ(BPM)を理解する

全ての曲にはBPMというものが存在します。

bpmとは、

・Beats Per Minuteの略称
・音楽で演奏のテンポを示す単位
・bpm(beats per minute)は、1分間あたり(Per Minute)に刻む拍(Beat)の数を示す単位である。メトロノーム記号(M.M.)に同じ。たとえば、時報の「ピッ、ピッ、ピッ、ポーン」は1分間に60個並んでいるので、そのテンポは
60 bpm (60拍/分, M.M.=60)である。

出典:ニコニコ大百科

要は、曲に与えられている一定のリズムということです。どんなに変調が含まれている曲であろうが、その曲のテンポは一定です。

つまり、曲のBPMを掴むことができれば走ることも遅れることもなく、テンポに沿って歌うことができるようになります。

コピーバンドの場合はバンドで演奏する曲のBPMをまずは調べてみましょう。

BPMがわかったら曲と同時にメトロノームで曲を聴き、テンポを意識しながら歌ってみましょう。

おすすめはバンドでの全体練習の際に、メトロノームをおいてテンポの共通認識を持ちながら練習をしてみましょう。

すると、意外にも走っていたのはボーカルではなくドラムだった、など、別の要因も見つけることが可能です。

自分のピッチを分析する

音程(ピッチ)を合わせるためには、まず自分がどの部分で音を外してしまっているのかを把握しましょう。

方法としては、

・バンドメンバーにしてきてもらう
・原曲と一緒に歌って違和感を見つける
・カラオケで練習する

などが挙げられます。

バンドメンバーの中に音感の正確な人(キーボードなど)がいるのであれば部分別に指摘してもらい、もしバンドメンバーもわからないというのであれば、カラオケで「精密採点DX」という採点モードで音程の確認を行いましょう。

なお、この時、カラオケの得点の高い低いは意識しなくても結構です。

カラオケで点数を上げたい方はこちらの記事を読んでみてください。

鏡を見ながらパフォーマンスする

最後はパフォーマンス力を上げる方法で、これは特におすすめしたい練習方法になります。

最近ではスタジオなどで部屋ごとに鏡が設置されてあるスタジオも多いですが、もし今使っているスタジオに鏡がないという場合は、なるべく大きな鏡を持参するようにして自分たちのパフォーマンスをリアルタイムで確認しながら練習しましょう。

これを実践することにより、実際のLIVEで観客から自分たちがどう見えているのか、客観的に分析することができるため、パフォーマンスにより磨きがかかります。

練習風景を録画(録音)する

こちらは練習の中で必ず実践した方がいいです。

鏡を使えばリアルタイムで自分のパフォーマンスを見ることはできますが、歌っている音声を客観的に確認することはできません。

なので、携帯を使ってビデオ、もしくは音声の録音を行いましょう
そして練習終わりにメンバーと見返し、改善点を話し合うとより効果的です。

最初は恥ずかしいかもしれませんが、絶対に必要な練習方法なので是非実践してみてください!

最後に

いかがでしたか?

今回は「下手」と言われてしまうボーカルの特徴と原因、さらに改善するための練習方法をご紹介しました。

実際、僕自身がバンド時代にこういった悩みを抱え、どうしたら改善するのかを試行錯誤して行き着いた練習方法なので実践していただければ必ず成果は出ます。

ボーカルはフロントマンとして、いい評価も悪い評価も受けやすいポジションです

まずはフロントマンとしての自覚を持ち、メンバーを引っ張っていく素敵なボーカルになるために、本記事が少しでも参考になれば幸いです!