フリーランスとして成功するための価格設定のコツ。君のスキルを安売りしないために抑えておきたいポイント。

フリーランスとして成功するための価格設定のコツ。君のスキルを安売りしないために抑えておきたいポイント。

みなさんこんにちは。

「え、ちょっと太った?」っていう話の導入から会話を始める人がすごく嫌いなBlite オーナーです。返事にすごく困るねんめんどくさい。5秒で終わるし。

ふう、さて。本日お話しするのは「フリーランスの価格の付け方」についてです。

僕は現在、フリーランスのwebデザイナーとして個人オフィスをかまえて日々仕事をしているのですが、実は大学生のインターンシップ時代からフリーランスとしてちょくちょく案件をいただいておりまして、その中でかなりボトルネックになりがちなだったのが見積もり(価格の付け方)です。

今回は、駆け出しフリーランスがしてしまいがちな見積もりの失敗と、絶対に損をしないための”価格の付け方”について、解説していきます。

企業に勤めていれば、営業の人が仕事を取ってきて上司が価格をつけてくれて仕事を細分化して自分に振ってくれるので、値段や見積もりについて考える機会はあまりないのですが、フリーランスとして一人で仕事をするとなると1から10まで、自分で見積もりから請求、支払いまでを扱わないといけないわけです。

せっかく身につけたスキルを安売りしてしまわないために、しっかりと要点を抑えておきましょう!

この記事はこんな方におすすめ↓

・フリーランスとして自由に働きたい

・ついつい無料で仕事を引き受けてしまう

・価格の付け方がわからない

フリーランスとしてしてしまいがちな最大の失敗

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さて、まずフリーランスとしての値段のつけ方をご説明する前に、駆け出しのフリーランスが犯してしまいがちなミスについてお話ししましょう。

普段Bliteの記事を読んでいただいている方であればお気づきかと思いますが、Bliteでご紹介している失敗談は”実際に僕自身が犯したミス”です。

ええ、やらかしてます。僕だけじゃなく、周りをみていても同じような失敗をしてしまうフリーランサーは沢山いるので、まずはどんな失敗をしてしまいがちなのか、みてみましょう。

絶対に無料で仕事を引き受けるな!

フリーランスが犯してしまいがちな最大の失敗は、”無料で仕事を引き受けてしまう”です。

これは本当にやりがちです。

特にwebデザインのスキルはphotoshopやillustlatorなどを扱えるようになると、ぶっちゃけ相当幅広い案件が獲得できるようになります。

僕の場合で言うと、最初に知り合いの名刺作成から、チラシの作成、そこからサイトの制作などを請け負っていきました。

ここでやらかしたのが、最初の案件を無料で引き受けてしまったと言うことです。

これの何が問題なのか。

「友達なんだから無料でやってあげればいいじゃん!」

ええ、僕も同じ考えでした。しかも最初の案件だし、経験になるからいっかーと思ってやりました。

すると、何が起こったのか。達成感やスキルが上がった実感が一切ありませんでした。

自分で自分の仕事の価値を決めることができるというのはフリーランスの大きなメリットですが、裏を返せば無料で引き受けてしまうと自分の価値は0であるということになってしまいます。

「なんで?経験が手に入るじゃん!」

確かに、多少経験値にはなるかもしれません。しかし、考えてみてください。

経験は可視化することができませんよね。

その時は経験だと満足しているかもしれませんが、後になって後悔してしまう場合があります。

自分が支払ったスキルと時間に対しての対価として目に見えて現れるのがお金です。

労働に見合った報酬をいただかないと自分のスキルに価値がついた実感を得にくくなります。

しかも、一度無料でやってしまうと、「この人は無料でやってくれる優しい人だ」と認識され、次回からの見積もりが取りにくくなります。(これほんとに)

最初は1000円でも、なんなら500円でもいいです。友達であろうと親戚であろうと、しっかりと見積もりを出してお金をもらうようにしましょう。

フリーランスの値段の付け方

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フリーランスが犯してしまうミスとして無料で引き受けてしまうこととお伝えしましたが、次の問題は、じゃあどうやって価格を決めるのかについてお話しします。

まず大前提として、フリーランスはいくらの価格を付けようと自由です。基本的にそこに決まったルールはありません。

しかし、価格をあげればその分クオリティを担保しなくてはいけません。

自分が今どの程度のレベルにいて、どの程度の価格設定をすれば妥当なのか、見極めるためのポイントをご紹介します。

相場を理解する

まずは制作の相場を理解しましょう。

相場を知る方法としては、こんな感じです。

・ググって企業の平均価格を知る

・相見積もりを出してみる

ググって企業の値段の平均価格を知る

例えばHPの制作であれば「web制作 フリーランス 相場」で調べてみたり、「web制作 相場」で調べて一般企業がどの程度の規模感のサイトにどれくらいの価格設定をしているのかを調査してみましょう。

基本的に、多くのクライアントは「フリーランスは一人でやる分、人件費が浮くので通常よりも安い」と言う認識を持っている場合が多いので、まず初めは少し相場を下回るくらいの価格設定をするとスムーズに取引を進めることができます。

実際に相見積もりを出してみる

実際に相見積もりを出してみるのも手です。

ぶっちゃけ、相見積もりを出された企業はコストがかかってしまいますが、それはごめんなさいということで。

おすすめとしては、制作会社をあつめたポータルサイトから、いろんな企業に相見積もりを出して費用感を探るのがいいです。

web制作の価格調査におすすめポータルサイトはこちら

地域や分野から自分が作るサイトやデザインに近そうな案件を探してその会社に相見積もりを出してみましょう(ごめんなさいと言う気持ちは忘れずに)。

時間工数を計算しておく

さて、大体の費用感と、自分がやるならこんな感じかなあというイメージが湧いてくれば、次は時間工数について理解しましょう。

多くのフリーランスは、相場を理解することはもちろん、一つの作業に対して自分がどのくらいのコストを支払ったかを計算し、それを価格に落とし込むという作業をしています。

バイトに置き換えればわかりやすいのですが、いわば時給で働くということです。

ひとつ違いとしては、フリーランスはこの時給を自分で決めることができるという点です。

しかし、時間をかければ儲かると言う話でもありません。クライアントすれば素早く対応してくれる人に依頼したいでしょうし、案件をこなすスピードが上がれば自分自身の1時間あたりの価値もあげることができます。

スピード✖︎クオリティの意識を常に持ち続ければ、どんどん価格も上がっていきますし、同時にこなせる案件の量も質も増えていきます。

見積もり前に合意書を作成し、合意を取る

これ超大事です。案件を受ける前段階の打ち合わせの時点で、必ず合意書を作成し、同意してもらってください

なぜなら、フリーランスは業務の幅が広い分、「あれ、ここはやってくれないの」「ここまでやってもらって〜円だと思ってた」みたいな認識の相違が起きやすいです。

そうならないために、合意書を作成して

・自分の担当範囲はここからここまで

・これ以降の修正は追加料金をいただきます

など、作業範囲と価格についての認識ををあらかじめすり合わせておきましょう。

フリーランスは安いと思われがち。その概念をぶっ潰そう

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「フリーランスは安い」これはどうしようもなく定着してしまった概念です。

そりゃ、一般の制作会社に比べればもちろん費用は抑えられます。

しかし、逆に考えれば、自分が損をしない価格設定をしておいて、この価格でこのクオリティなのか!と納得してもらえれば次の案件をいただける確率が上がりますし、その都度適切な価格設定を行うことができれば信頼関係も構築することができます。

フリーランスとして成功するためにはまず、「個人」であることを武器として考え、「法人」との差別化を積極的行っていくことが重要であると言えます。

この記事が、今フリーランスとして伸び悩んでいる方、そしてフリーランスとしてやっていきたいと考えている方に対して、少しでも役に立ちますように。

 

 

Bliteでは、フリーランスとして成功するためのコミュニケーション方法などを定期的に更新しています。是非、以下より関連記事も読んでみてくださいね↓

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では、また次の記事でお会いしましょう。